長時間のデスクワークによるリスクと運動

長時間のデスクワークを強いられるエンジニア。肉体労働を伴いので、体力を消耗しない、社内や自宅での仕事なので暑さや寒さなど天候の影響を受けない等のメリットはありますが、健康リスクもあります。
デスクワークのエンジニアにとって共通の悩みは、肩こりや腰痛です。PC作業を長時間行うため、眼精疲労に悩まされることもあります。
座って仕事をするので、眠気を覚ますためにコーヒーなどのカフェイン含有飲料を大量消費し、胃を悪くするエンジニアもいます。
長時間、同じ姿勢を維持するので運動不足も気になります。

気になるデータも発表されています。1日の座位時間が4時間未満の人に対し、8時間以上座って作業する人は死亡リスクが15%アップします。
11時間以上の場合は40%も死亡リスクが高くなります。
単なる運動不足で片づけるには、デスクワークのリスクは大きすぎます。

しかし、少しの努力でデスクワークのリスクは回避できます。
第二の心臓と言われる足を動かすことで、血流を改善し、健康リスクを減らせます。
30分~1時間に1回、意識的に歩く機会を作りましょう。
トイレ休憩や飲み物を取りに行くなど、3~5分程度のブレイクタイムでも十分に効果があります。
肩こりがひどい場合は、両手を腰の後ろに回して組み、ぐっと背筋を伸ばしましょう。
その姿勢のまま首を左に、右に倒します。このような簡単なストレッチでも効果があるので、作業の合間に意識して体を伸ばしましょう。